7年度の貝塚の保育について
保育参加を見ているといつも「お父さんも、お母さんも保育のプロなんだな」と、感心させられます。家庭と違う集団の中では、親子の様子は家にいる時と若干違うはず。ついつい子どものテンションが、上がってしまうようですが、上手に子どもを納得させてその気にさせてしまう場面をたびたび目にします。私のような保育の新参者は、お母さん、お父さんの姿から学ぶことがいっぱいであって、とてもありがたい。



さて、平成7年度も始まりひと月が経ちましたが、貝塚幼稚園の経営の重点を簡単にお話します。
文部科学省が毎年11月に公表している「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果ををご存じですか。いじめや校内暴力、不登校高等学校の中退者など過去3年の数値と増減を比較しながら概要を公表したものです。北海道も分析して1道教委にHPにアップされていますので、興味のある方は下記アドレスまで。
それによると、北海道の小学校1年生の不登校児童数は、平成25年度には43名、29年まで40~60名を推移していました。ところが、平成30年度から増え始め1.8倍の78名。10年後の令和5年度には276名と6.4倍に増えました。小学生全体からすると少ないですが急増ぶりに危機感を覚えます。学校の活動にやる気が出ないと感じていると答える小学生が3割弱いるそうです。
貝塚幼稚園の課題
子どもが試行錯誤する中で、新しい発見ができる子の育成
としています。
保育者(親も)は経験の豊富さから、課題に対するより良い解決策や選択を知ってい分、命に係わる選択ならいざ知らず、ついつい子どもに口を出したくなります。でも、それは大人が示した解決策に他なりません。
選択肢はいっぱいあるに「これしかないよ」とレールを敷いてしまうようなものです。貝塚幼稚園では、失敗から新しい事を学んだり、どのような選択肢があるか考え、自己選択した結果に対し達成感を持てるような保育を目指しています。『失敗することが分かっていて助けないの?なんて冷たい!』と怒る方もいるかもしれませんが、それこそ的外れです。だって、子どもは「どうして?」「どうしよう?」「なぜ?」など「?」を考えるのが大好きだからです。保育者はレールの代わりに、色々な方向に路盤を準備してあげるほうが良いと思いませんか。
私は、子どもが自分で考えて行動した成功体験の礎があれば、多少の失敗は次の努力の糧になると考えています。機関車トーマス風に言えば、小さい頃から「こうしなさい」「○○はダメ」と決められた安全なレールしか走っていいないと、急カーブや急な上り坂、下り坂には対応できません。どうする?「遠回りしてよける」「トンネルや橋を作る」「エドワードを呼んで助けてもらう」「バスに乗り換えよう」など次に何をしたらいいかと〈考える・行動する〉習慣が実は遊びの中で育つことを忘れていないでしょうか。
本年度の重点は以下の4点です。詳しくはメニュから『教育目標』をご覧ください。
《重点1》保育の中に自然を取り込み、四季を意識した活動
《重点2》子どもが考え試す事ができる環境つくり
《重点3》幼稚園の暮らしを通して子どもの姿を発見
《重点4》小学校への円滑な接続を見据えた小学校との連携

